「見守り契約」ってなに?

「見守り契約」とは、任意後見契約の効力が発生するまでの期間、将来の任意後見人となる予定の方が、ご本人と定期的にコミュニケーションをとり、任意後見契約の効力を発生させるタイミングをチェックしてくれる契約です。

この契約を結ぶことで、ひとり暮らしをしている方や近くに親族がいない方など、ご本人の判断能力が低下したことを誰も確認できない場合でも、適切な申し立てのタイミングを逃すことを防ぐことができます。

チェックの具体的な方法は、定期的に電話連絡で近況確認を行うことや、2~3か月に一度、直接面会して、健康状態や生活環境のチェックを行うといった内容が多いです。 なお、「見守り契約」は、自由な契約ですから、「週1回は電話で連絡」、「月1度は直接面会」という具合に、当事者間で自由に内容を決めることが可能です。

また、見守り契約には、将来任意後見人となる方との信頼関係を構築しやすいというメリットがあります。将来、自分に代わって代理行為をしてくれる人が「どういう人なのか」、「自分の判断能力が低下した後、しっかり後見業務をしてくれる方なのだろうか」といったことを、見守り契約中にじっくり見極めることができます。

見守り契約中に、将来後見人になってくれる方の対応を確認でき、任意後見契約の見直しや解除という選択肢も検討することができます。

見守り契約を結ぶことで、将来の任意後見に備え、安心して暮らすことができます。

詳しくはルビー行政書士事務所にお気軽にご相談ください。

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